合同説明会では、たくさんの人がひとつの会場に集まることになる。特に、大きな会場で開催される場合は、アーティストのコンサート並みの人数になることも珍しくない。短時間で複数の企業と出会うチャンスがあるので、業界を幅広く知るには有効な方法と言えそうだ。
このような説明会をはじめとして、就職活動では人と出会う機会が増えるだろう。人事担当者や面接官の人はもちろん、たまたま一緒の選考会に居合わせた同じ就職活動生と、会話をすることもある。では、様々な出会いのなかで、内定のみならず、恋人をゲットしたという人はどのくらいいるのだろうか? 今回はこんな質問を先輩たちに投げかけてみた。
・「就職活動で知り合った人と付き合ったことがありますか?」
はい:6.0%
いいえ:94.0%
このように全体では6.0%の人が“就活ラブ”を経験しているということが判明した。就職活動では学生と企業のマッチングだけではなく、男女のマッチングも一部で成立していたようだ。これだけたくさんの出会いがあれば、たまたま知り合った人と意気投合し、付き合ったという人がいても不思議ではない。付き合うまではいかずとも、最終的にそれぞれ違う企業に入社したが、社会人になった今でもたまに飲みに行くという人もいるようだ。
さらに、アンケート結果を細かく見てみると、ひとつ面白い結果が出ていた。同じアンケート対象者に「仕事ができるほうですか?」という質問を投げかけ、「就職活動で知り合った人と付き合ったことがある割合」を回答別に分けてみると、以下のようになった。
・【就職活動で知り合った人と付き合ったことがある割合】
仕事ができる:12.5%
仕事ができない:3.5%
なんと、「仕事ができる」と回答した人のなかで、就職活動ラブ経験者は12.5%と、「できない」と回答した人とは、9ポイントもの差が出ていた。10人に1人以上が内定に加えて、恋人までゲットしているとは…。面接と同じで、第一印象も大切だとは思うが、出会いをその場限りにせず、スムーズに次の機会につなげ、お付き合いに結び付けるという手際の良さが、恋人ゲットにつながっているのだろうか。このテクニックは確かに、仕事の契約を取ってくることにも活かせそうだ。
【調査概要】
方法:JOBRASS就活ニュース2016調べ(インターネット調査)
調査期間:2014年11月21日(金)~11月23日(日)
対象:入社1~2年目の社会人100名、就職活動を終えた2015年度卒予定の学生100名