批判をするべきではないですが、自分の意思は大切にするべきだと思います
氏名:N.M.
出身大学・学部:専修大学経営学部
志望業界:ブライダル、ホテル、食品
説明会参加:15社
先輩訪問:0人
エントリーシート提出:10社
面接:8社
内定:2社(ブライダル)
活動費用:約75,000円程度(交通費40,000円、食事代20,000円、証明写真10,000円、参考書5,000円)
【大学2年生 8月】ブライダル企業のインターンに参加。
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【大学3年生12月】別のブライダル企業のインターンに参加。説明会への参加も開始。
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【大学3年生2〜 3月】毎日のように説明会へ参加。 2月くらいに食品会社の工場訪問などもしていた。ホテル業界にも少し興味が出始める。
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【大学4年生4月】選考が本格的に始まる。
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【大学4年生5月】 月頭に2社から内定が出る。
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【大学4年生6月】もう少し別の業界見てみようかなと思い、保険会社も見てみる。途中で辞退して、就活終了。
まずはじめに就活とアルバイトの両立についてお伺いします。アルバイトと就活をどのように両立しましたか?
私は就活を始めた頃、二つのアルバイトを掛け持ちしていました。
片方は就活を始めるずっと前からブライダル業界志望だったこともあり、ホテルで結婚披露宴のバイトをしていました。一週間前にシフトが入れることができ、融通が効きやすかったため、基本的には就活中もあまり変わらないペースで続けていました。またブライダルという業界柄か、土日に集中してアルバイトをし、平日に就活をすることが多かったので、両立はしやすかったです。
もう一つカフェのアルバイトもしていましたが、そちらはシフトが二週間前に提出制で、仮に就活などの用事で変更する際は代役を見つけないといけなかったこともあり、長期間お休みをいただきました。
うまく両立されていたんですね。とはいえ、片方のアルバイトだけでは、就活前に比べて収入が下がったりしませんでしたか?
そこはなんとか先ほどのブライダルバイトをうまく融通を効かせることでカバーしました。私の場合、一人暮らしをしていて生活費などを賄わないといけませんでした。土日以外に平日の空いた日などにホテルのアルバイトをもう1日入れるなど、融通を効かせることで普段と同じくらいの収入を維持しました。
今振り返ってみると、そうして就活中もブライダルバイトを続けたことは本当に良かったなと思います。面接時もほぼ必ず、アルバイトで実際に働いていた話をしていました。実際に4年間バイトを続けてきたことは、面接時にも自分がどれだけブライダルに熱意があるのかの説得力にもなった気がしますし、またただ華やかなイメージで入りたい人が多い業界のなかで、いかに大変であることも知った上で、それでも入りたいということを伝えることができました。
続けて、二つ目の質問に移ります。複数の企業から内定をいただいたとお伺いしていますが、今の入社先への内定承諾の決め手は何でしたか?
私が内定をいただいたのは入社予定のブライダルと、もう一つはホテル会社でした。もちろん私は元からブライダル志望だったのですが、ホテル会社の方は実家の両親も喜んでくれるような有名な企業でしたので、そういう意味では少し迷いました。
そんな中で今の入社先を選んだ決め手は、とにかく雰囲気が自分に合っていたことでした。ブライダル業界というと、ふわふわしたイメージの会社が多い中で、入社先は先のことを見据えていろいろ戦略を立てている、あまり業界に染まりすぎていない会社でした。総合的なサービス業を目指していて、そんなブライダルらしくないところに惹かれました。
なるほど。ブライダル業界志望なのに、ブライダルらしくないところに惹かれたというのはどういう意味ですか?
私はブライダルの仕事自体には憧れがありながらも、共学出身だったためか、女子だけの社会は正直きついと思っていました。そんな中で、説明会のときから入社先には「この会社、合うかも」となんとなく感じていました。選考が進むにつれて、他のブライダルと違うなと強く感じるようになっていきました。それは例えば他のブライダル企業の選考が面接官との会話が中心で進んだのに対して、入社先の選考では流れを切るようなきわどい質問を聞いてきたりしました。
また内定を頂いた後に先輩社員と話す機会がありましたが、その際、会社にはどんな人が多いか聞いたところ、女性社会だけど男っぽくサバサバしてて、努力家な人が多いとわかったんです。それは報酬体系にも表れていて、他社よりも成果が給与に反映される仕組みとなっていました。そんなところも自分にあってると感じました。それが本当の最後の段階で、自分の働くイメージにつながって、決め手となったのかもしれません。
ESでも面接でも、嘘をつかないことが本当に大切です! 説明会へ行くと、会社側はこういう人が欲しいんだな、ということが肌でわかると思いますが、それに合わせて自分自身を寄せてしまうと、仮に入社することになった時に、結局苦しいと思います。なので、私はあえて企業に合わせず、求められていることと逆の意見を言ってしまったこともありました。批判をするべきではないですが、自分の意思は大切にするべきだと思います。
あとは説明会にはできる限り自分の足で行って見て感じてください。社員さんの雰囲気や会社の考えることがわかります。そこで合わないなと感じたらそれは正しいと思うので、やめればいいと思います。そんな就活をしてたこともあってか、内定先は本当に自然体で出会えた会社だなと思います。
私はブライダルの仕事を9年くらいずっとやりたくて、両親にも言っていたんですが、今まで、それについて、あまり背中を押してもらえたことはありませんでした。なので承諾書が出るまでは両親になかなか言えなかったのですが、承諾が出て言ったら、「まいが輝ける場だね」と本当に喜んでもらえました。
会社やまわりに流されず、やりたいことをやろうと決めることは本当に大切だったなと思います。まわりでブライダルを受けてる人はあまりいなかったですし、大学の先生にも反対されたりしました。ブライダル業界、とひとくくりにせず、その中で自分に合いそうな会社を見つけることが重要だったなと思います。
最後になりますが、自分に正直に、楽しんで就活をしてください!